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利益を生むQMSへの変革

QMSであるのに、QCR(品質コントロールルール)になっているものを多く見かけます。ムチを持ったり、脅したり、強制の仕組みでは、自発的なカイゼン、自ら最適解を考え対応する企業文化にならず、上司満足の向上に走り、顧客満足は言葉だけとなります。これでは、会社の持続的成功など期待できません。 

また、日本語規格文や漢字を国語辞書にある意味で理解していることから、規格の意図は理解されず現実とはかけ離れた、審査や内部監査対応のシステムが多く見かけられます。

QMSは経営のツールにならず、利益は上がらず、やる気は失せ、コストだけがかかり、ひどいときは品質も低下します。 

特にクオリティマネジメントシステムで重要な、「真の顧客はだれか、プロダクトはなにか、顧客が期待・評価するクオリティはなにか、プロセスはどのようなものか」に誤解が多いようです。 

作りたいものを作り提供するのではなく、顧客が求めるプロダクトを提供しなければ、企業は生き残れません。規格をその気で読むと、プロダクトアウトではなく、マーケットインの考え方であることが分かります。要するに「三方よし(売り手よし ・ 買い手よし ・ 世間よし)」で構築し、運用維持、カイゼンすることでQMSは別物ではなく、経営ツールの一つとして活用する事が可能となります。 

日本語解釈に振り回され、登録証を飾っていても、棚ぼたとして利益は手に入りません。しっかり、よい汗をかき、品質保証と品質管理をシステムとして実行することが重要です。 

よくある日本語規格語について、いくつか事例を書きます。

1.1「製品」というと、目に見えるもの、手で触れるものと考えている
1.2「製品」は、「ハードウェア」「ソフトウェア」「素材製品」「サービス」のいずれかと考えている
1.3商社の「製品」は、仕入れ商品だから「製品」の品質は、購入先にしかコントロールできない
1.4ソフトウェア会社は、プログラムソースと仕様書・操作説明書が「製品」と考えている
2.1「品質」は、仕様通りつくる「当たり前品質」のみと考えている
2.2「品質」は、「品」の「質」と考えている(本当は作業プロセス、結果の「質」) 

他にも沢山あります。「固定概念」や「社内常識」に関するものが多く、結局、QMSはコスト増、品質低下、モラルの低下、ノウハウの断絶になっているケースが多く見られます。 

「カイゼン」が進まない、利益が上がらない原因は他にも沢山ありますが、「固定概念」や「社内常識」の撤廃から始めましょう。 

もし、利益が上がるシステムになっていないのであれば、是非、ご一報ください。